チェロを弾く時のときの 座り方

さぁ、みなさんが苦手な、開放弦をダブルで弾くチューニング・・純正律でのチューニングにトライ!!

 

目指すは、プロのようなかっこいいチューニングです!!!

 

チューニングに使える音は、音のもつ響き、余韻の響きだけ。音の芯の部分ではありません。かっこよくヴィブラートかけて弾く時のあの太い音はチューニングには使えません。

 

チューニングに使えるボウイングをマスターしましょう。

 

 

 

まず、小さくても はっきり すっきり 立ちあがる音をマスターしましょう。

このワザはチューニング以外でもあちこちで使える大切なワザですよ~。

  

というわけで今日は、そのための 「ステップ 1 座り方」です。

 

「え~ぇ 座り方ぁ~ なんで今ここで 座り方 なん~」・・でしょ。

 

だって、みんな レッスンのときに何回言っても 上半身がお腹で支えられずに コントロールされてない上半身の重みが 腕に どさーッと かかってきてしまうからね。

 

そして肩を上げて腕の重みを持ち上げようとするのも ダメ~。

 

いつものレッスンの復習だと思って、もう一度確認してみてください。

 

座り方レッスン

 

1.  椅子に座るか、立ちます。

2. 自分のからだが使いかけのマヨネーズのチューブ または 空気で膨らますビニール人形のちょっと萎んだもの だと思ってください。

3. チューブの下(あなたのおへその下の丹田・たんでん)に力をいれてグッと押すと
中の空気が上のほうに押しやられて

 

4.チューブの上(あなたの上半身)が起き上がります。

さらに空気を送り込むと、

 

5. 腰が高くなり

 

6. 首も伸びて

 

7. あごが引けて

 

8. 頭のてっぺんと座面を結ぶ 一本の幹 ができます。

 

9. 胸は幹の前面

10. 肩は幹の背面にあります。

 

さらに空気を送り込むと

 

11. 胸がふくらんで持ち上がってきます。

上等のネックレスを人に見せびらかす感じ。

12. 肩はさらに後ろに引けてきます。

13. 胸が膨らんだぶん、背中の肩甲骨が寄ってきて、肩甲骨は下に下がろうとします。

14. 足はしっかり床に接していて、いつでも立ち上がれる状態です。

 

あなた自身が

胸を ふくらまし たり 

肩甲骨を 下げ たり 

肩を 後ろに引い たり 

するのではなく

 

すべておへその下の 丹田 の押す力、支える力で 

 

そうなる んです。

 

そうなるまで 丹田に力を入れて

自分を マヨネーズのチューブ化 してください。

 

これが 体幹が使えている 状態です。

 

 

頭の上から誰かにぐっと下に押されても、

この姿勢が作れていたら

絶対に潰れません。

 

スポーツの世界、アスリートもやってますね。

 

体を使うという点では、チェロを弾く動作はスポーツと同じなので

アスリートたちからたくさんヒントをいただけますよ~

 

では、いよいよ次回こそ「ボウイング」です。

 

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