前回、弓で弦に圧力をかけるとき どこに力を入れるか をお話しました。(こちら)
今回は同じ感覚を、楽器を持たずに感じてみましょう。
使うのは スポーツのトレーニング用の 「チューブ」 といわれる ゴム製の紐 です。
筋肉トレーニングなんてしたことない というかたなら 一番負荷の少ないのを1本 この際 購入してもいいかもしれませんね。美容と健康のためにも!!
持ち手などがついていない、ただのチューブだけなら1000円ぐらいでスポーツ用品店にあります。
さて本題。
チューブを 階段のてすり のような高いところでしっかりしたところ に固定します。
かなりの力でひっぱっても壊れないところを選んでくださいね。
写真の例は 洋室のドアを内側に開いて、そのドアの上部にひっかけているのですが、「そんなんしたらドアが下がる」と思うかたには。。。おすすめできません。。。
チューブを 体幹に近づけるつもりで 自分のほうにひっぱりこみます。
ひっぱりこむ角度は、弓をもって弦に圧力をかけるときと同じ角度。
楽器を構えたときに 弦が張ってある面を垂直方向から自分のほうにひっぱりこむ 角度です。(う~ん、わかりにくい表現ですみません。)
手首は、弓を持つときと同じように少し 高め にします。
手のひらは、体幹のほうに向けます。
丹田、体幹、胸のひらき、肩、下がった肩甲骨を意識します。
背中を丸めたり、胸をすぼめたり、手先や腕の力だけに頼ってはいけません。
力を入れて強く引き込めば引き込むほど、
自分の体幹にしっかりと力が入り、
ゴムの力に抵抗しているのがわかりますか。
背中にも力が入って
胸が勝手に開いていくのがわかりますか。
大きな音を出すときも、チューニングのような小さな音を出すときも
引き込む力は違っても
基本は同じ この感覚ですよ~。
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