指板にここだけ印をつけておきましょう (開放弦をつかったチューニング) 

 

今回は、自分でチューニングができるようになったお祝いに、指板の上の2箇所にだけ音程のわかる印をつけてみましょう。

 

ファーストポジションの4の指第4ポジション1の指の2箇所に印をつけておくと いいことが2つあります。 

1. ここを押さえる音程が確かになる。(そりゃそうだ)

2. 実音(フラジオレットでなく普通の音)と隣の開放弦とを聞き比べることができるので 初心者でも調弦がしやすい。楽器のチューニングが合っていないことにすぐ気づけて、直せます。(これはいいでしょ。)

 

もう少し解説すると:

1. ここを押さえる音程が確かになる。

 

手の小さい人は4の指が下がり気味になることが多く、そのまま音程を気にせずに弾いていると知らない間に、耳がその狂った音程を正しいものとして覚えてしまいます。 

目印をつけておくことで、音程の練習が 目 でもできます。

 

2. 実音(フラジオレットでなく普通の音)と隣の開放弦とを聞き比べることができるので 初心者でも調弦がしやすい。

 

フラジオレットを使って調弦しようとしても、フラジオレット音を聞き比べるのが難しい時、この印のところを押さえて出した音と、隣の同じ音名の開放弦とが全く同じピッチ(音程)になっているかでチューニングできます。

 

この2つの音が同じピッチ(音程)になっていなかったら「調弦が狂っています!」というシグナルです。

 

もちろんこのときも 「余韻」 を聴き比べてください。 

狂っていたら、同じ音程になるまで アジャスター で調節してください。

 ただし、この印のテープが知らない間にずれてきていないか、いつも点検していてくださいね。

 


 では、実際に印をつけてみましょう。

<指板に印をつけるための準備> 

印のつけ方の説明はこちらを参考にしてください。

<準備> 

用意するものはこちら

下準備はこちら

 

 

<ファーストポジション4の指に印をつける>


 <第4ポジション1の指に印をつける>

  

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