ペグが固くて回りません。滑って止まりません。。。。

「ペグが固くて回りません」「ペグがすべって止まりません」

 

というお悩みも「ビギナーあるある」ですね。

ペグの調整もちゃんと楽器屋さんでしてもらっているはずなのに 回らない。。。 止まらない。。。

 

チューニングができる人にやってもらう時には何の問題も無くちゃんと動くのに、自分で回そうとすると回らない。止まらない。。。

 

握力も腕力もあるかたなら、どんな回しにくいペグでも ぐいっと回してしまいますが、そうでない方の場合はちょっとした工夫で回しやすくなりますから、お試しください。 

 

キーワードは「ペグのにぎりの向き」です。

 

ペグの握りには、握ったときにうまく手になじむ向きと、手の中でゴツゴツして力を入れて握ると痛い向きとがあります。

 

 

座ってペグを回すのに一番 力 が入れやすいのが下の写真のようにペグが止まっている時です。

回しやすいペグの向き

回しやすいペグの向きがこちらです。
これなら音程を上げる方向にも、下げる方向にも しっかり握れて 左手首にも 力 が入れやすいです。

 

 

 

 

 

 

(下の写真は悪い例です。)

回しにくいペグの向き

それにひきかえ、こちらの写真のような位置にペグが止まっていると、左手首に 力 が入りません。

 

また、この位置だと、他のペグの邪魔になって回しにくい原因にもなります。

「ペグが最後にどの位置で止まるか」 は 弦を新しく張るときに、弦の端をペグの穴にどの程度の長さ差し込むか で決まってきます。

ですから、ペグの向きを良くしようとするなら、もう一度その弦を完全に緩めて、ペグの穴に弦を通すところからやり直さなくてはなりません。

 

ビギナーにとって弦を張るのは 汗と涙の「大仕事」だとお察ししますが、一度これをやっておくとこれからいつでもペグが回しやすくなりますから、時間のあるときにぜひトライしてみてください。

 

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