「習い事って自宅で練習するのが大変。」
「宿題ができていないときは、レッスンに行きづらい。」
などの声が私の生徒さんの間でもよく聞かれます。
フルタイムの仕事に就いておられる方なら、帰宅はいつも夜遅くになっているかもしれません。夕食後に練習したくても、夜遅くは近所迷惑になるので音が出せないケースもありますよね。また、仕事から疲れて帰ってきたら、楽器ケースを開ける気にもなれないことも。
なのに、レッスンの予約日は迫ってくるしで、そんな時はチェロが重荷になってきてしまいませんか。
それならば、いっそのこと、(この際開き直って!?)「自宅では練習してこないを前提としたレッスンコース」を作れば生徒さんに気軽にレッスンに足を運んでいただけるのではと思い立ちました。(楽器はレッスンの度にご自分のをお持ちください)
レッスンにマイ・チェロと一緒に来ていただいて、講師と一緒に1時間しっかり練習しましょう。講師がつきっきりでアドバイスしますので内容の濃い練習ができます。また、レッスン中は他のことを一切考えずにチェロに集中するので、とってもいい気分転換になると、多数の生徒さんに好評です。
ただし、レッスンの時しかチェロの練習をしないということは、残念ながら進度は「亀」並です。家でしっかり練習してくる人の3倍は時間がかかります。ですから、「あせらず、マイペースで少しずつ」長く続けることが得意なかた向けかもしれません。
でも、「定期的に通ってくるだけ」で誰でも1年後には、小さな曲がご自分のチェロで弾けるようになるなんて夢のようでしょ!成果は実証済みです!!
*「自宅では練習してこなくてもいいコース」に在籍する生徒さんの声 *
60歳代 女性 チェロ歴1年目
1. チェロを始めようと思ったきっかけは?
20年以上前に、ある研修でチェロの音色を聞きました。なんて穏やかな音色だろうと聞き入りました。ヨーヨーマのファンでもあり、習うならチェロと考えていました。
2. この教室の雰囲気を一言でいうと?
楽しいです。先生のお人柄だと思います。他の生徒さんも皆さんよい方で、うれしいです。
全くの初心者なので、堅苦しくなく楽しくできるのが有難いです。
3. チェロが弾けるようになったら、何がしたいですか。
休日やほっとするひと時に自宅でチェロを楽しみたい。また、友人に聞かせたい(聞かせられるレベルまで達すればですが)
4. この教室に「参加する前」と「参加してから」とでのご自分の気持ちの変化や家族や周囲の人の反応を、ビフォーアフターの形でお聞かせください。
参加する前は、もっと簡単に弾けるかと思っていました(ごめんなさい)。みているのと、やってみるのとは大違いです。参加してみて、弦楽器のむつかしさを痛感しています。
しかし、楽器を購入している、長年の夢であったので継続をしなければと思っています。また、友人の応援も後押ししています。
当初は、続けられるか少々不安はありましたが、現在は「回数を重ねて行けば何とかなるかなあ」と思っています。バッハの無伴奏などと高望みはしていません。好きな曲が弾ければいいかなと。
5. 教室や講師への要望、改善してほしいこと。(どんなことでもお聞かせください)
改善は特にないですが、以前先生がメロディを弾いて、私が単純な音階を弾いてコラボすることがありました。たまにあのようなお遊びがあれば楽しいかなと。何もできない時期に楽しい時間でした。でも常に必要ではないですが、練習の合間の息抜きの楽しみに。演奏に参加している感がありました。
6. 何か習い事を始めようと考えているかたへ一言お願いします
自分の楽しみで習い事を始めるのに、年齢は関係ない!
楽譜も読めず、年齢も若くなく、躊躇しましたが、長年やりたかったことを始めるのに、年齢は関係ないと思いました。また、定年がきっかけで新たなことを始める後押しにもなりました。
「60の手習い」「好きなことを始めるのに年齢は関係ない」「自分の世界が広がります」「いくつになっても可能性があることを実感しています」「壁は自分が作っています」
7.「今は仕事が忙しくて家で自主練習ができそうにない。でも、いつかはチェロを弾いてみたい。」 と思っておられる方にアドバイスをぜひお願いします
6.にも書きましたが、自分次第でできるものだなあと実感しています。本当にやりたいと思う気持ちがあれば、やれるものだとこれも実感しています。躊躇することなく、まずは一歩踏み出すことが大切。踏み出してしまえば、できなかったことができるようになる楽しみはあります。踏み出さなければその楽しみはありません。
小高先生が今の私の状況を受け入れて下さっていることが継続できている最大の要因です。先生に練習していないことを、受け入れて頂いていることが大きいです。練習していかないといけないと気持ちが追いつめられれば、自然と足が遠のきます。レッスン時の空気が許してくれているんです。(そこが最大ですね)
先生の教室で、いろいろな方にお会いできて皆さん頑張っておられること、同じような進捗状況であること、後れをとるのは仕方ないとしても多くの遅れではなく、少しの遅れでできればいいかなと思っています。
プロになりたいのではなく、憧れていたチェロを手に取り音を出すこと、好きなメロディを奏でることができれば嬉しいです。きっと、続けられれば「もっと上手になりたい」と欲も出てくると思います。今もメロディが奏でられるようにと欲はありますが(笑)
(60歳代 女性 「自宅では練習してこなくてもいいコース」に在籍 1年目)